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「スキマ時間に1日1万円」「スマホだけで簡単に稼げる」。副業を探していると、こういう文言に必ず出会います。少しでもお金の不安があると、つい登録したくなりますが、その先で何が起きているかを知っておいてください。
「簡単」「誰でも」「スキマ時間で高収入」という言葉自体が、危険のサインです。
典型的な手口は、先に少額の報酬を払って信用させ、そのあとで「連帯責任」「サポート費用」などの名目でお金を要求してくるというものです。
振込・借入・個人情報の提供、このどれか一つでも求められたら、その場でやめてください。
この記事では、国民生活センターに実際に寄せられた相談事例をもとに、怪しい副業に共通するサインと、もし引っかかりそうになったときの対処法を整理します。
- 国民生活センターに寄せられた実際の相談事例
- 怪しい募集に共通する4つのサイン
- お金を求められたときの正しい対処法
- 引っかかってしまったときの相談窓口
まず結論|「簡単に稼げる」は危険のサイン
本当に簡単な作業で高収入が得られる仕事は、ほとんど存在しません。「誰でもできる」「1日10分」を強調する広告ほど、作業内容そのものではなく、あとに続く契約やお金のやり取りが本題になっています。
国民生活センターには、こうした副業をきっかけにしたトラブルの相談が継続して寄せられています。2026年に入ってからも、新しい手口についての注意喚起が出ています。
相談件数で見る規模
結論、「情報商材」に関する相談件数は減少傾向ですが、ゼロにはなっていません。国民生活センターが公表している、全国の消費生活相談情報システムに登録された相談件数は次のとおりです。
| 年度 | 相談件数 |
|---|---|
| 2023年度 | 6,256件 |
| 2024年度 | 4,163件 |
| 2025年度 | 2,623件 |
| 2026年度(5月31日現在) | 182件(前年同期は285件) |
出典:国民生活センター「情報商材」ページに登録された相談件数の推移(2026年7月31日更新時点)。消費生活センター等からの経由相談は含まれていません。
件数だけを見ると減っているように見えますが、手口の形は変わり続けています。国民生活センターは2026年5月にも「簡単なタスクで稼げるとうたう副業トラブル」について新たに注意喚起を出しており、20〜30代の被害が急増していると明記しています。
国民生活センター「【20代特に注意!】簡単に稼げるという副業」(2023年10月27日公表)/「簡単なタスクで稼げるとうたう副業トラブルに注意!」(2026年5月19日公表)
相談事例で見る、典型的な手口の流れ
結論、パターンは限られています。実際に寄せられた相談を整理すると、次の3つの型に集約されます。
| 型 | 流れ |
|---|---|
| ①少額報酬から高額請求 | 「いいね」「動画視聴」などの簡単な作業で少額の報酬を実際に振り込み、信用させる。その後「タスクに失敗した」「連帯責任」などの理由で高額な入金を求める |
| ②遠隔操作で借金させる | 「手続きに必要」などと言って遠隔操作アプリを入れさせ、消費者金融に申し込みをさせて借り入れさせる。借りたお金を送金させて連絡が取れなくなる |
| ③情報商材から高額サポート契約へ | 数千円のマニュアルを購入させたあと、電話で「稼ぐには有料プランが必要」と言われ、数十万円のサポート契約を追加で結ばされる |
共通しているのは、最初のハードルを低く見せて、あとから要求を積み重ねていくという構造です。一度に高額を要求されたら誰でも警戒しますが、少しずつなら応じてしまいます。
怪しい募集に共通する4つのサイン
結論、次のどれかに当てはまったら、その時点で距離を置いてください。
| サイン | 具体例 |
|---|---|
| ①「簡単」「誰でも」を強調する | 「いいねを押すだけ」「動画を見るだけ」「スタンプを送るだけ」 |
| ②会社の実体が分からない | やり取りがメッセージアプリの個人アカウントのみ。会社名・所在地が出てこない |
| ③個人情報や遠隔操作を求める | 住所・氏名・銀行口座・免許証の提示、遠隔操作アプリのインストール |
| ④振込・借入を求める | 「サポート費用」「連帯責任」「返金するので先に借りて」などの理由で入金・借入を求める |
とくに④は、それまでの説明がどれだけ丁寧でも、ここに至ったら詐欺と考えて間違いありません。「あとで返す」「稼いだ分から払えばいい」といった言葉も、支払いを先延ばしにさせるための常套句です。
振込や借入を求められたら、どうするか
結論、その場で応じず、いったんやり取りを止めてください。電話やメッセージで急かされている状態は、冷静な判断がいちばん難しいタイミングです。
- その場で入金・借入をしない。「今すぐ」を求められるほど、いったん保留する
- 遠隔操作アプリは入れない。すでに入れてしまった場合は、すぐに削除し、スマートフォンのパスワードを変更する
- やり取りのスクリーンショットを残す。相談するときに必要になります
- 家族や友人に話す。渦中にいると気づきにくくても、第三者には異常に見えることが多いです
引っかかってしまったら|相談窓口とクーリング・オフ
結論、一人で解決しようとせず、公的な窓口に相談してください。支払ってしまったあとでも、相談すること自体に意味があります。
消費者ホットライン「188(いやや!)」
最寄りの市町村・都道府県の消費生活センター等につながる全国共通の3桁番号です。
警察相談専用電話「#9110」
発信地を管轄する警察本部等の総合窓口につながります。だまし取られた・脅されている場合はこちら。
契約から一定期間内であれば、クーリング・オフで解約できる場合があります。ただし通信販売はクーリング・オフの対象外となることが多く、契約の形態によって扱いが異なります。自己判断で「もう無理だ」と諦める前に、まず188に相談してください。
安全に副業を探すには
結論、「稼ぐ」ではなく「自分のスキルに値段がつくか」を確かめる副業から始めると、怪しい募集を自然と避けられます。クラウドソーシングなど、成果物に対して報酬が決まる仕組みの副業は、この記事で挙げた手口とは構造が異なります。
よくある質問
まとめ
- 「簡単に稼げる」「誰でもできる」は、それ自体が危険のサイン
- 典型的な手口は少額の報酬で信用させ、あとから振込や借入を要求するという流れ
- 情報商材の相談件数は減少傾向だが、2026年も新しい手口の注意喚起が続いている
- 個人情報の提供・遠隔操作アプリのインストールは安易に応じない
- 振込や借入を求められたら、その場で応じずいったん止める
- 引っかかっても消費者ホットライン188に相談する。手遅れではない
- 安全に副業を探すなら、成果物に値段がつく仕組みのものを選ぶ
お金の不安があるときほど、「簡単に稼げる」という言葉は魅力的に見えます。それでも、振込や借入を求められたら、その場で立ち止まってください。判断に迷ったら、一人で決めず188に電話することが、いちばん確実な対処です。
※ 本記事は国民生活センターが公表している資料にもとづく一般的な注意喚起です。個別の契約が違法にあたるかどうかの判断は、消費生活センター等の専門窓口にご確認ください。
先にお金を払わずに始められる副業から試すのが、いちばん安全です。入口として、自分のスキルを単発で売る形があります。
自分の知識やスキルを、単発で売れるサービスです。いきなり大きく稼ぐ話ではなく、まず1件売ってみて、値段がつくかどうかを確かめるという使い方ができます。
初期費用をかけずに始められるので、先にお金を払う形の副業とは、リスクの向きが逆です。この記事で挙げた見分け方と合わせて考えてください。
登録は無料です。出品してみて反応が無ければ、それも判断材料になります。
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