転職エージェントを使って感じたメリット・デメリット|第二新卒の正直な感想

転職エージェントを使って感じたメリット・デメリット|第二新卒の正直な感想 転職

「転職エージェントって、実際どうなの?」
「無料で使えるって聞くけど、なんで無料なの?」
「自分で応募するのと、何が違うの?」

私は新卒で入った会社を早期に辞め、そこから転職活動をする中で転職エージェントを使いました。正直に言うと、最初は求人を紹介してもらうだけのサービスだと思っていました。

実際に使ってみると、求人紹介以外の部分——書類の添削、面接対策、企業とのやり取り——のほうが助かりました。一方で、使えば必ずうまくいくわけではないのも事実です。担当者との相性で満足度はかなり変わります。

この記事では、実際に使った側の視点で、メリットもデメリットも正直に書きます。

使った人の正直な感想です
この記事でわかること
  • 転職エージェントが「無料」で使える法的な理由
  • 転職サイトとの具体的な違い
  • 実際に使って感じたメリット5つ・デメリット4つ
  • 向いている人と、向いていない人
  • 失敗しないための使い方5つのコツ

結論|使ったほうがいい。ただし「任せきり」にはしない

先に結論を書きます。初めて転職する人、第二新卒、早期退職した人には使うことをすすめます。理由は求人が多いからではなく、分からないことを聞ける相手ができるからです。

特に早期退職した場合、一人では答えの出しにくい問いが出てきます。

  • 退職理由を、面接でどう説明すればいいのか
  • 職務経歴書に書けることが本当にない
  • 「またすぐ辞める」と思われないか
  • この経歴で、そもそもどんな求人を狙えるのか

ただし、登録したからといって全部を任せきりにするのはおすすめしません。最終的にその会社で働くのは自分です。意見は聞きつつ、選ぶのは自分でやる。この距離感がいちばんうまくいきます。

そもそも転職エージェントとは?なぜ無料なのか

転職サイトとの違い

いちばんの違いは「担当者がつくかどうか」です。

転職サイト転職エージェント
求人探し自分で検索する紹介してもらえる
応募自分で応募担当者が推薦してくれる
書類添削なしあり
面接対策なしあり
日程調整自分で企業とやり取り代行してもらえる
ペース完全に自分次第担当者に左右される
どちらか一方ではなく、併用するのがいちばん現実的

無料で使えるのは、法律でそう決まっているから

「無料なのは怪しい」と感じる人がいますが、これには法的な理由があります。

職業安定法 第32条の3 第2項により、有料職業紹介事業者は、原則として求職者から手数料を徴収してはならないと定められています。エージェントの収入は、採用が決まったときに企業側が払う手数料です。だから求職者は無料で使えます。

これが意味すること
  • 求職者にお金を請求されることは、原則ない
  • もし登録料・紹介料を請求されたら、その時点で疑うべき
  • 裏を返せば、エージェントの顧客は企業側でもある。だから紹介=あなたのためだけとは限らない
出典:職業安定法(昭和22年法律第141号)第32条の3

3つ目が重要です。エージェントを悪者扱いする必要はありませんが、企業から報酬を受け取る立場である以上、利害が完全に一致しているわけではないと知っておくと、後述するデメリットが理解しやすくなります。

使って感じたメリット5つ

メリット1|一人で悩み続けなくて済む

これが最大でした。転職活動は思っている以上に「考えても答えが出ない問い」が多く、一人だと同じところをぐるぐる回ります。

担当者の言うことがすべて正しいわけではありません。それでも、話すことで自分の考えが整理される効果があります。転職理由がまだ言葉になっていない人ほど効きます。

メリット2|自分では検索しなかった求人が出てくる

一人で探すと、見る求人が必ず偏ります。知っている企業名、検索上位、聞いたことのある業界。それ以外は視界に入りません。

紹介される求人の中には、自分では検索しなかった業界が混じります。第二新卒はまだ自分の適性を知らない時期なので、選択肢を外から広げてもらえるのは大きいです。

メリット3|職務経歴書を第三者に見てもらえる

在籍期間が短いと「書くことがない」と感じます。私もそうでした。

ただ、自分では十分だと思った文章でも、こう指摘されました。

自分が書いた内容指摘されたこと
「営業を担当していました」誰に・何を・どれくらいの規模か書く
「頑張りました」評価は書かない。やった事実だけ書く
短い在籍期間を目立たせない書き方隠すより、先に触れて説明したほうが印象がいい

自分の書類は、自分では読めません。一度誰かに見てもらう価値はあります。

メリット4|早期退職の説明を、一緒に組み立てられる

早期退職者の面接では、ほぼ確実にこう聞かれます。

  • なぜ短期間で辞めたのですか
  • またすぐ辞めないと言えますか
  • 前職から何を学びましたか

一人で答えを考えると「本当のことを言ったら印象が悪いのでは」と迷って止まります。ここで第三者の視点が入ると、嘘をつかずに伝わる言い方が見つかります。

面接対策は「正解の台本を作る」ためではなく、自分の考えを整理するために使うものだと感じました。

メリット5|日程調整と、聞きにくい条件交渉を任せられる

働きながら転職活動をすると、面接の日程調整がいちばんきつくなります。ここを間に入ってやってもらえるのは、在職中の人には大きいです。

もう一つ、給与や入社日など自分では聞きにくい条件も相談できます。選考結果について企業側のフィードバックが返ってくることもあり、一人だと絶対に得られない情報でした。

使って感じたデメリット4つ

ここを知らずに使うと「思っていたのと違った」となります。正直に書きます。

デメリット1|担当者との相性で、満足度がまるで変わる

これが最大のデメリットです。担当者も人なので、タイプの幅がかなりあります。

合う担当者合わない担当者
まず話を聞いてくれる希望を聞かずに求人を送ってくる
連絡が早い返信が数日空く
その業界に詳しい求人票以上のことを知らない
「まだ迷っていい」と言えるとにかく早く応募させようとする
合わないと感じたら、担当変更を申し出ていい

合わない担当者に我慢して付き合うのが、いちばん時間の無駄になります。担当変更は普通に受け付けてもらえますし、別のサービスに移ってもまったく問題ありません。

デメリット2|希望と違う求人を紹介されることがある

「自分に合った求人を紹介してくれる」というイメージがありますが、実際は全部が希望どおりではありません。

だからこそ、「エージェントがすすめているから」という理由だけで応募しないでください。紹介されたら、必ず自分でも仕事内容・給与・勤務地・休日・キャリアの5点を確認します。

そのうえで「なぜこの求人を自分に勧めるのか」を聞いてください。理由を説明できる担当者は信頼できます。

デメリット3|自分のペースで進めにくいことがある

「次はこの会社を受けましょう」と進行が早いことがあります。早く決めたい人には利点ですが、まだ転職するか迷っている人にはプレッシャーになります。

早期退職を経験した人ほど「次は絶対に失敗したくない」と考えているはずです。焦って決める必要はありません。「もう少し検討したい」「他とも比較したい」は、遠慮せずに言っていい言葉です。

デメリット4|1社だけだと、求人が偏る

エージェントごとに得意な業界・職種が違います。1社だけを見て「これが転職市場のすべてだ」と判断するのは危険です。

エージェント2〜3社に加えて、転職サイトも並行して見る。そうすると「紹介された求人以外にも選択肢がある」という状態を保てます。

断ることに気を使いすぎない 書類を添削してもらったり面接対策をしてもらったりすると、断りづらくなります。でも転職は自分の人生の話です。合わないと思ったら断って構いません。「どこが希望と違ったか」を伝えれば、次の紹介の精度が上がります。断ることは、むしろ協力です。

向いている人・向いていない人

使ったほうがいい人なくても進められる人
初めて転職する行きたい企業がすでに決まっている
第二新卒・社会人経験が浅い自分のペースで進めたい
早期退職の説明に不安がある企業研究や選考対策を自力でできる
働きながら転職活動をする人の意見に流されやすい自覚がある

ただし右側に当てはまる人でも、相談だけしてみて判断するのはありです。無料で話を聞ける以上、使わない理由が「なんとなく怖い」だけなら、一度使ってから決めても損はしません。

失敗しないための使い方5つ

この5つを守れば、だいたいうまくいく
  • 全部を任せない。紹介された会社は、自分でもサイトや口コミを調べる
  • 希望は正直に伝える。「なんでもいいです」がいちばん精度を落とす
  • 担当者の言葉を鵜呑みにしない。そこで働くのは自分
  • 転職サイトと併用する。紹介以外の選択肢を常に持っておく
  • 合わなければ担当を変える。我慢するメリットはゼロ

希望がまだ固まっていない場合は、それも正直に伝えてください。「自分でも何がしたいのか整理できていない」と言えるほうが、話は前に進みます。

使って一番よかったと感じたこと

私の場合 一番よかったのは、求人でも内定でもなく自分一人では気づけなかった考え方を知れたことでした。

転職活動をしていると、早期退職したから選べない自分には無理かもしれないと、自分で自分の可能性を狭めます。第三者に相談すると「本当にそうなのか」と問い直すきっかけになる。

紹介された求人に必ず応募する必要はないし、担当者の意見に従う必要もない。それでも、一人で抱え込まない状態を作れたこと自体に価値がありました。

転職エージェントについてよくある質問

Q
本当に無料ですか?あとで請求されませんか?
A
職業安定法により、有料職業紹介事業者は原則として求職者から手数料を取れません。報酬は採用した企業側が払います。もし登録料や紹介料を請求されたら、その時点で利用をやめて構いません。
Q
転職するか決めていなくても登録していいですか?
A
問題ありません。登録しても転職する義務はありません。「まだ迷っている段階です」と最初に伝えておけば、そのペースで進めてもらえます。今の自分にどんな求人が来るのかを知るだけでも判断材料になります。
Q
在籍3ヶ月でも、相手にしてもらえますか?
A
第二新卒向けのエージェントは、社会人経験が短い人を前提にサポートを組んでいます。在籍期間の短さより、辞めたい理由と次にやりたいことを説明できるかを見られます。断られるのを恐れて動かないほうが損です。
Q
担当者を変えてほしいと言っても大丈夫ですか?
A
大丈夫です。多くのエージェントに担当変更の窓口があります。気まずければ、別のエージェントに移っても構いません。合わない担当者に我慢して付き合うことに、何のメリットもありません。
Q
何社くらい登録するのがいいですか?
A
2〜3社が目安です。1社だと求人が偏り、5社以上だと連絡の管理だけで疲れます。ここに転職サイトを1つ足して、自分でも求人を見られる状態にしておくとバランスが取れます。

まとめ|「使うかどうか」より「どう使うか」

この記事のまとめ
  • 無料なのは職業安定法で求職者から手数料を取れないから。報酬は企業側が払う
  • メリットは求人紹介より相談相手ができること・書類添削・面接対策・日程調整
  • 最大のデメリットは担当者との相性。合わなければ変えていい
  • 紹介された求人は必ず自分でも確認する。断ることに気を使いすぎない
  • 2〜3社+転職サイトの併用でバランスが取れる
  • 最終的に選ぶのは自分。任せきりにしない

転職エージェントは、転職を代わりに決めてくれる存在ではありません。一人で抱え込まないための手段です。うまく使えば、一人で進めるより多くの選択肢を知ったうえで判断できます。

「使うか使わないか」で止まっているなら、一度話を聞いてから決めても遅くありません。

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